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どうも、管理人のjunです。
復讐系の物語のおもしろさって異質なものがありますよね。
憎悪って恐ろしいなと思わされるものばかりです。
さて、今回紹介する読むと続きが気になる漫画は『十字架のろくにん』!
作品概要
作品名 :十字架のろくにん
作者 :中武士竜(なかたけし りゅう)
ジャンル :復讐、サスペンス
連載開始 :2020年~
巻数 :17巻(2024年9月現在)
あらすじ紹介
漆間俊は、小学6年生。最近の悩みは同級生の5人組にいじめられていること。でもお父さんとお母さんと弟、それにちょっと顔が怖いおじいちゃんがいるから大丈夫。心優しい少年に、底しれぬ悪意が迫る…!!絶望から始まる新感覚サスペンス!!
『十字架のろくにん』の感想・おすすめポイント!
『十字架のろくにん』は、中武士竜が描く復讐劇をテーマにしたサスペンス漫画です。物語の軸として、主人公がいじめにより家族を失った後、復讐を誓い、いじめグループの6人に対して執念深く復讐を進めるというストーリーが展開されます。この作品は、ダークなテーマを扱いつつも、心理描写やキャラクターの背景が丁寧に描かれている点で印象的です。以下に感想のポイントを挙げてみます。
感想ポイント
- 復讐の正当性と葛藤
主人公の復讐は、道徳的な正義とはかけ離れたものであり、読者に「復讐は正しいのか?」という問いを投げかけます。彼の怒りと憎しみが伝わる一方で、彼自身も苦しんでいる姿が描かれており、単なる暴力や犯罪とは異なる複雑な感情が物語の中心に据えられています。 - リアルないじめの描写
この作品のいじめ描写は非常に現実的で、生々しいものです。読者は加害者の無情さや、被害者が追い込まれていく過程を目の当たりにし、感情移入しやすくなっています。このリアルさが、物語全体の緊張感を高めています。 - キャラクターの多面的な描写
いじめグループの6人もただの「悪役」ではなく、それぞれに個別の動機や背景が描かれています。彼らもまた自分たちの正当化を持っており、それが物語に一層の深みを与えています。彼らが単なる「悪」ではないことで、読者は彼らの行動についても考えさせられる構造になっています。 - 復讐の進展とサスペンス
主人公がどのように復讐を果たしていくのか、そのプロセスがスリリングです。計画を練り、着実にターゲットを追い詰めていく手際は、緊張感を保ちながら物語を進めます。予測できない展開が多く、先を読みたくなる中毒性があります。 - 絵柄の演出
暗いテーマに合わせて、作画はシリアスで陰鬱なトーンが多用されています。表情の描写や、静かで重々しい場面の演出が、復讐の持つ冷徹さや恐ろしさを強調しています。
まとめ
『十字架のろくにん』は、単なる復讐劇にとどまらず、人間の持つ「憎しみ」や「後悔」といった感情を深く掘り下げた作品です。キャラクターたちの心理描写が丁寧で、サスペンスとしての緊張感もしっかりと維持されているため、読み応えがあります。特に、復讐というテーマに対して読者自身がどう向き合うかを考えさせられる点が、この作品の大きな魅力です。
『十字架のろくにん』はここで読める!
その他いろいろなWebサイト・アプリで読めますので是非、ご覧ください!
作者紹介
中武士竜先生は、5歳の頃から絵を描くことに興味を持ち始めたのだが、当時は描き方を知らなくて輪郭と顔の各パーツをすべて別々に描いて、それらを切って貼り合わせるというコラージュのようなことをしていまたそうです。
小学1年生の時、最初に描いた絵がヨッシーだったので、そのヨッシーを主人公にした『ヨッシーマンの冒険』という漫画を描く。
友達に「欲しい」と言われて譲ったそうです。
原点はそこからだったようです。
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